
こんにちは!
弊社Dr.トレーニング、マタニティトレーニング責任者の青柳です。
今回も妊娠中の運動に関してよく聞かれること、
『マタニティトレーニングって安全なの!?』
という疑問についてお答えします!
マタニティトレーニングは安全か否か
『母子共に運動に適した状態と医師から認められていれば、安全性と効率を両立しながらのトレーニングは可能!ただ、様々な条件によって変化するので、事前の確認事項がある』
となります。
【トレーニングを始める前に確認すること】
Dr.トレーニングでは、”お母さんとお子様の安全・健康が最優先”でマタニティトレーニングを進めています。
全ての妊婦さんが運動を開始する前に必ず、
『産婦人科医から母体の健康、妊娠経過・胎児発育について診断・処置を受け、運動開始の許可を得ている。』
これが、安全にトレーニングを開始するための必須条件となります。
条件について詳しく知りたい方は、下記を読んでください。
学術委員会産婦人科部会提言-日本臨床スポーツ医学会 妊婦スポーツの安全管理基準(2019)
https://www.rinspo.jp/files/proposal_28-1-01.pdf
”安全で効果的な運動”というのは、人によって違います。
Dr.トレーニングでは、マタニティトレーニングの安全性を高める為に下記のように進めていきます。
初回のトレーニング
↓
生活習慣(睡眠・食事)
妊娠前〜現在の運動歴(運動の種類、好き嫌い)
妊娠中・産後にどのような状態でいたいか?(トレーニング目的の確認)
毎回のトレーニング
↓
その日の体調(発熱や体調不良がないか?)
胎動がいつも通りあるか?(意外と見過ごしやすいので注意!)
運動中にトレーナーと会話が成り立っているか?(運動強度の把握には大切!)
お客様へ下記のようなことを毎回確認しています。
【マタニティトレーニングの安全性に関するエビデンス】
妊婦さんの大きな心配事として、『妊娠中のトレーニングが原因で、流産・早産にならないか?』というものがありますが、こちらに関しては…
『妊娠初期の運動は流産と関係がない』※1
『専門家の指導を受けた上での運動は(注釈:フリーウェイトを使ったエクササイズも含む)では、妊婦にとって早産のリスクにはならない。』※2
『妊娠経過に異常がない場合、有酸素運動や筋力トレーニング・コンディショニングエクササイズを、妊娠前〜産後の期間で行うよう、(注釈:医師や助産師などの医療従事者から)推奨されるべきである。』※3
この他にも、科学的根拠が多数出ています。
トレーニングと聞くと、『筋肉を付けるためにがんばる!』みたいなイメージがあるかもしれませんが、全ての妊婦さんにウェイトや器具を使った運動を勧めることはありません!
『妊娠中でも運動を始めたいけど、何からやれば良いかわからない』
『今までのトレーニングを妊娠中も続けたいけど、適切は方法がわからない』
と悩んでいる方は、ぜひDr.トレーニングへご相談ください!
Dr.トレーニング マタニティトレーニング責任者
青柳 陽祐
参考文献
※1 Mottola, Michelle F., et al. “2019 Canadian guideline for physical activity throughout pregnancy.” British journal of sports medicine 52.21 (2018): 1339-1346.
※2 Barakat R, Pelaez M, Montejo R, Refoyo I, Coteron J. Exercise throughout pregnancy does not cause preterm delivery: a randomized, controlled trial. J Phys Act Health. 2014 Jul;11(5):1012-7. doi: 10.1123/jpah.2012-0344. Epub 2013 May 10. PMID: 23676311.
※3 Physical activity and exercise during pregnancy and the postpartum period. ACOG Committee Opinion No. 804. American College of Obstetricians and Gynecologists. Obstet Gynecologist 2020; 135:e178-88.